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TEKKEN combos

女キャラについて

先日、以下のようなツイートを見かけた。

 

 

 僕はゲームで主人公の性別を選択できる時に、女を選んだことが1度も無いのである。

 荘子の句に「自分が蝶になった夢を見た時、実は夢でみた蝶こそが本来の自分であって、今の自分は蝶が見ている夢ではないのか」なんてのがあるが、僕はそもそも蝶になった夢を見たことが無い。なぜなら僕は夢の中ではいつも現実の自分と同じ姿かたちをしており、それ以外の姿だったことが無いからだ。だから女になった夢すら見たことがない。もし夢の中で女だったり蝶だったりしたら「あ、夢だ」って我に返ってしまうのである。みんなだってそうだろと思ってる。

 まあこれは僕だけが特殊で「自分こそが自分だ」っていう自覚が強いだけかもしれんがね。みんなは女になった夢も蝶になった夢もガンガン見るし、そのとき疑問も持たないのかもね。でも上記が理由で僕はゲームでも女主人公を選ぶことがないんだよ。なぜなら僕は男なので、僕が感情移入しやすいのは男キャラだからだ。もし今後、僕が女主人公を選ぶ時があるとしても、それはそのゲームを腰を据えて取りくむ気が無く、客観的な視点で流して遊ぶことにした時、つまりただの冷やかしプレイの時だけだ。

 こういう話をすると、女キャラ派の主張というか定型文がどうやらあるようで、「モンハンで男のケツをずっと見続けるよりは女のケツの方がいいから。ハイ論破」なんてことを、どいつもこいつもさも「どうです! 自分で思いつきましたこのウマイこと!」みたいなしたり顔で言ってくるんだけどさ。悪いが2ちゃんかどっかで見たんだろとしか思わんし、僕からしたらそんなの「いや、別にケツ見る目的でモンハンやるわけじゃねえし」の一言で片付く話なんだ。お前らのそれは『女のケツを見ることを1番の目的としてゲームをやる』っていう邪な遊び方で、つまり僕からしたらそれは、ろくにクリアすらしないくせにゲームファンを標榜するアメトーク芸人レベルの遊び方なんだ。

 

例えるなら、こんな会話があるが↓

 

Q. 僕はこのゲームをあなたに勧められて、100時間かけてクリアまで遊びましたが、面白さは全く分かりませんでした。どちらかというとクソゲーだとすら思いました。あなたはこのゲームのどの辺りが、他のゲームより優れていると思いましたか?

 

A. 声優が良いです。ちなみに私はクリアしたことはありません。アクションが苦手なので速攻で積みました。あなたは良いですよねアクションが上手いから。あーあ、私もプレイヤースキルがあればクリアするのになあ。あとこのゲームをバカにしないでください。私は好きなんですから! 私の方があなたよりゲームを愛していますね。だって私の方がこのゲームの良さも理解できていますものね。え? お礼にあなたも私にゲームを薦めてくれるって? このゲームを理解できない人の薦めなんて興味無いからやるわけないですw この世にクソゲーなんてありませんよ。

 

っていうのと同じなんだ。(ちなみに上のは、実際に僕が言われたことがある会話だ)

 

 僕には意味が分からない。ゲームの評価の大半はゲーム性で決めるべきだと思うんだ。声優も女キャラも副次的なものとして扱うべきなんだ。例えばみんなだって、もしテトリスが萌え絵とか声優とかケツを前面にして売り出して来たら「それは違うだろ」ってなるだろ。テトリスが評価されてきたのは、肝心のゲーム部分が素晴らしく面白いからだろ。

 要は僕が言いたいのは、ゲームをプレイする際に純粋にゲーム部分を楽しむのが目的の人なら、スタート時に『おそらくこれはケツを見続けるゲームだから、女キャラを選ぼう』なんて発想にはならんてことだ。

 

 将来メタバースが流行したとして、そこは美男美女だらけの世界になるらしい。なぜなら、みんな「バーチャルの世界くらいは絶世の美男美女になってモテたい」って願望を持ってるからなんだそうだ。本当にそのような虚栄心でプレイするのであれば、例えばメタバースの中で、自分のアバターのハンサム顔にベタぼれしてくる相手が現れたら、プレイヤーは、さも「私はリアルでも絶世のクソイケメンでございます」といった風に、そしてそのために自分本来の考え方や生き方も曲げて、さも「このバーチャルの自分だって紛れもなく真の自分なのでございます」といった風に、身も心もイケメンに成りきって立ち振る舞うことになると思うんだ。相手の女性の中身が高い確率で男かもしれんという、不毛なハラハラドキドキ感の中でな。

 僕はそんなのは、非常にゆがんだ気持ち悪い世界だなと思うんだがね。まあただの老害の考えって一蹴されるんだろうけどさ。

 そして何よりそんなメタバースは、今のままだと女キャラだらけの偏った世界になるわけだ。なんせ男の75%が女アバターを使うんだからな。男が女アバターを使う理由は「かわいいは正義」だとかなんとかが統一見解らしいが。まあ僕はイケメンも女キャラも選ばんことにするよ。

 まあそうした昨今の過度の女キャラ迎合の風潮に対して、僕はどうしても好感が持てないのである。いや別に女キャラが嫌いってわけじゃないよ。基本的には自分が好きなキャラを使えばいいさと思う。男女比率が半々ならなんとも思わんよ。男4:女6でもまあ仕方ないかと思う。でも男25% : 女75%は明らかにバランスがおかしいだろ、なんであーだこーだ理由付けて結局女キャラしか使わねーんだよ。もっと男キャラも使おうぜって言ってるだけだよ僕は。大谷翔平だって井上尚弥だってカッコいいだろ

 

 そんな「かわいいは正義」のクソ文化がついに鉄拳にも侵食してきたわけだ。特にラッキークロエとかいうヤツだよ。本当になんなんだよあれは。僕はクロエの顔を始めて見た時そりゃもう大ショックを受けて、3年間意識を失って鉄拳から離れてたんだよ。発表時に北米を中心に炎上して、原田プロデューサーが「だったら筋肉ムキムキのマッチョしか出さないよ」って言ったら鎮火したらしいが、僕からしたら「それでいいよ。こんなの出すくらいなら今すぐそうして」って感じだった。今でもその意見は変わらないよ。あのキャラ、プラクティスで放置してるだけでもクソうるせえしなw 頭おかしくならんかあれ聞いてると。あれ聞いて「わーかわいー、一生聞いてられるー」てなるんかクロエ使いは? ムリだろ。たとえば実際に、WWEの現地の番組公演を金払って観に行ったとして、そこでゴールドバーグがネコ耳のネットアイドルに負けるブックを組まれたら、みんなだってドン引きして、twitterで「この団体クソだな」ってネガキャンしながら帰ると思うぞ。僕の目にはあのキャラはいつもそう映ってる。要するに、ガチの格闘する場において最低限必要なリアリティもキャラ付けも、決定的に欠如してるんだアレには

 僕は鉄拳のキャラであれば基本的には全キャラ好きなんだよ。鉄拳の映画のブルーレイもDVDも全部持ってるし、映画のパンフレットだって全部持ってるんだよ。あのストクロでさえガッツリやったし、ノクトもゴウキもギースも心底好きだし時間を忘れて触ってられるんだ。鉄拳が理由で遊んだFF15だって2周クリアした。

 その僕が自然と鉄拳をやめたくらい耐えられないキャラってんだから相当ヤバいだろ。

 要するにクロエというのは、僕の好きな鉄拳の、現実と非現実の絶妙なバランスとか、硬派さとかキャラの濃さとか、そういう今までのシリーズで積み上げてきたものを一瞬で台無しにしたキャラなんだ。

 昔、アルカディア編集部でギルティ勢に「いいですねえ、鉄拳は。女キャラがカッコよくて」って言われたのが、僕は本当に嬉しかったんだ。ギルティ勢が言ってくれたんだぜ! めっちゃ誇らしくなるだろ。だが今はもうまるで彼らの前で胸を張ることはできないがな。たかが1人のナメた新キャラのせいで。

 そしてシーズン4の新キャラが、あろうことか女キャラ2人だけだった。僕は新キャラだけは頑張って触ろうと決意してたんだが、新キャラが女2人だけだったことに愕然として、リディアに触ることはできなかったね。

 

 そんな昨今のゲーム界隈における深刻な女キャラだらけの風潮について、支持派は「エロの力は強いから当然」の一言で片づけるんだろうが、ならマリオブラザーズはピーチが裸になった方が売れると思うか? もしジブリやディズニーやドラえもんが萌え絵だった場合、今と同じ評価を得られてると思うか? これは完全な私見だが、僕は最終的には、王道で一般性の高い物が最も良い評価を得ると信じてるし、そういった王道や硬派が売りのシリーズは、安易に萌えとかフェチに走ったら、品格を下げるだけだと思うんだ。格ゲーにエロとか萌えを求める客なんて、デドアラとかの変態格ゲーに任せてりゃいいだろ。

 そんな感じで、鉄拳はブレずにスタイルを貫いてほしいって話がしたかっただけなんだ。

TASコンボについて

 TASコンボくらいやってくれ。25年以上前からある文化なんだから。

 

 まあ今はネット対戦が基本の環境のため、仮にTASコンボをやってるヤツがネット対戦でキエン風とか挑発ジェッパをして来たら、ネット対戦でもTASをしてるんじゃないかと信用されなくなるから、やらない理由も分かるんだがね。

 そんなことは僕らTAS勢は承知の上だから、昨今の風潮的ににはチートのそしりを受ける身だし、こう見えて手入力派のプライドは尊重してるから、隅っこの方で縮こまって肩身狭くTASコンボをやってるんだがね。でも一応書いておくと、僕なりの筋としては、僕は鉄拳7を2000時間遊んでるが、ただの1度もネット対戦をしたことが無いぜ。

 とはいえ、なんか納得できない話もチラホラ耳にするんだよなー。僕の知り合いのTASコンボメイカーの1人が、とある手入力コンボ職人様に「〇〇~△△って繋がりますか?」って聞かれたから、TASで調べて「入らなかったよ」って返答してやったって聞いたんだけどさ。僕からしたらそれってもう、その手入力コンボ職人様はTASに触れたとしか言えないんだがね。そのくせその手入力コンボ職人様は今でも、まるで「調べたのは私では無いのでございます」「私はまだ綺麗な身でございます」「私は生まれてからこのかた、TASのようなインチキはただの1度だってしたことが無いのでございます」といった風に100%手入力を謳ってるんだがね。僕はそれ聞いて思わず「ズルくね?」って思ったわけ。まあその人の自分ルールが「TASはインチキですから、1回でもTASをした人は一生の前科がつくんです。でも、他人にTASで調べてもらったことを自分が手で収録する場合は、まったく不正は無いんです。それは調べたTAS勢がインチキゴミクズ野郎なだけで、私はTASなんていう不正はとてもじゃないが恥ずかしくて1度たりとも行ったことがない、清廉潔白なコンボ職人でございます」とかいう謎の線引きなのかもしれんけどさ。どうでもいいか。

 まあ、その手入力コンボ職人様が結局TASに頼ったように、ブレイクスルーってのは主にTASによる検証から起きるんだよ。RTA界隈でも同じで、RTAってのは詰まるところ、まずTASによる検証勢がルートを構築し、それを走者が手入力で出来る範囲でトレースしてるだけなのである。検証をする際にTASを使わないのは非効率だし、僕からしたら怠惰とも思えるんだがね。鉄拳においてもTASを利用しないと、例えば「ステ追い突きの正しいコマンドはなんですか?」って聞かれた時に答えられないと思うんだ。実際みんなだって答えられないだろ? みんな20年以上鉄拳やってるだろ? でも答えられないだろ? TAS勢以外で答えを知ってる人はTAS勢に答えを聞いただけだろ? 僕らは25年前からしっかりした回答ができたぞ。あえてここでは答えは書かないけどさ。答えを半分だけ書くと6通りあるよ。「6通り? 風ステ~後ろと同時にRPじゃないの?」って思うかも知らんが、TASでステ追い突きを組んだ人は「6通りだねえ」って思うし、6通り全てをスラスラ答えられるよ。そういうもんなんだ。ちなみに後ろと同時にRPも間違いだから。sakoさんがデビル触ってる時に、コメ勢が「風ステ~後ろと同時にRPです」って教えてて、そしたら1回も出せなかったから、マジかこの人どんだけ正確なんだって思って、僕が「正しいコマンドはこうです、こうこうこうするのが最も合理的で出しやすいです」ってコメントしたら、「あーなるほどー」って言って1発で出来てビビったもんだ。それくらい後ろと同時だと出ないって話。

 僕が言いたいのは、みんなが変なプライドから縛りプレイして20年間停滞してることを、僕らは25年前にわずか10分間くらいの検証で調査済みってことだ。みんなが答えを知るためには、君らの言うところのインチキTAS野郎から答えを聞くしか無いんだよ。

 だが問題も起きていて、最近の鉄拳では、なんかTASでコンボ動画を作ってるくせにTASで収録したことを隠すヤツが現れ始めた。しかもそいつはあろうことか手入力を売りにしてて結構な人気なために、そのせいで他の手入力のコンボ職人様達が、TASに対してさらに批判的になったように見える。面倒なことをしてくれたもんだぜ。僕はTASの理解を深めるために25年間コツコツと布教を続けてきたんだがな。僕はTAS勢として、手入力を語るTAS野郎は大嫌いだよ。目くそ鼻くそって思われるかもしれんがな。TASをする場合は、動画を視聴する人が見落とさぬくらい大きくTASのことを明記するべきだと思う。そのエセ手入力TAS職人様が誰かはここでは書かないが、まあメインマンやSTLなどの手入力の権威達が「こいつはTASだ」と非難してたし、TAS勢の僕が見てもそいつは99%TASに見えるよ。

 手入力勢の中にも、TASについて寛容な人もいるんだ。たとえば手入力のカリスマであるdeskは、僕が作ったストクロのコンボについて「あなたのコンボが好きです」と日本語でメッセージをくれたことがある。僕は常に自分が作った動画にTASだと表記してるので、deskも僕の動画がTASであることを知った上でくれたメッセージだった。他では鉄拳勢で言うと金タマさん。彼は僕の知る限り鉄拳界隈で手入力精度歴代No1だった。僕がこんなコンボが入るよって教えると、頑張って動画を撮ってアップロードするのを楽しんでたようだった。まあそこら辺がTASと手入力が良い感じの関係だったとこだね。もう少しTASに対する風当たりがゆるいと、僕も活動しやすいんだがね。まあ競技化が進行してる現状では難しいと思うが。

 TASの奇妙な所は、いわゆる格ゲーの通しプレイのTASは異様に再生回数が多いのに対して、TASコンボ動画はまるで再生数が伸びないことなんだよな。前者は娯楽として一般人が見てくれるが、後者は教材みたいな堅苦しい印象があるのか、あとこれが特に言いたかったことだが、なぜか後者だけがチート野郎みたいな悪いイメージがついてるような気がする。そんな感じでまあ一般人は、前者のことは好んで見てるようだが、後者は一切見てくれないよね。僕らからしたら、前者ってのは、所詮後者のアイデアを丸パクリしてるだけだし、コンセプトがあるわけでもなく気分に任せて流れ作業で思いつくままにテキトーにテキトーに収録してるのに対して、後者の方が時間をかけて調べて1つ1つ丁寧に撮ってるんだから、後者の方が価値も内容も遥かに上なんだがね。どうしたら正しい評価が得られるか? というのが10年来の悩みだ。こんなことを書くと「通しプレイのTASを撮る人の苦労を分かってない」なんてそしりを受けるのかもしれんが、僕にTASとはどういうものかって語ろうとしても、僕は秒で君らを論破できる自信があるから、それはやめた方がいいぜ。

剥がしコンボは全て0点

 剥がしコンボは全てカスなんだ。理由を書くのもアホらしいが。

 

 まあ例えばファーカムラムのコンボで

・浮かせ~4刻み~4RKLKRP

・浮かせ~5刻み~4RKLKRP

 この2つのコンボの内、どちらが鉄拳のコンボ動画において評価点が高いか? と聞かれたら文句なしで後者だよね。だって4RKLKRPが4刻みではなく5刻みから入ることを調査しているんだもの。実際後者を選ぶ理由はそれだけだよ。

 つまり、鉄拳のコンボの基本は空コンにおける刻み数なんだよ。刻み数が増えるにしたがってヒットバックが大きくなるので追撃しにくくなるんだ。だから刻み数が多いほど評価点の高いコンボと言える。

 あまりに当然すぎて「そんなん言われなくても知ってるわw」って思われるかもしれんがな。みんなも目の前で初心者が刻み数が少ないコンボやってたら、「もう1発刻めるよ」なんてアドバイスしたりすることもあるだろうし。

 だがファーカムラムのコンボ動画をどれでもいいから見てみるといいよ。本当にどれでもいいから見てみるといいよ。みんな4刻み~4RKLKRPは収録してるけど、5刻み~4RKLKRPを収録してるのは僕が知る限り1人しかいないから。

 要するに職人様達は、見た目が派手な剥がしコンボばかり撮ってはいるが、彼らは別に鉄拳のコンボのシステムをちゃんと知り尽くした上で剥がしコンボという領域に到達したわけでもなんでもなく、基本中の基本である刻み数すら調べてない、コンボリテラシーの足りてない釣り動画師ばかりってことだ。なんせ職人様ってのは、新キャラ実装初日に剥がしコンボを撮るからな。

 

 

 鉄拳のコンボは、大きく分けて以下の3つのパーツの繋がりで構成されてる。

1,浮かせるまでの地上コンボ

2,浮かせ後の空中コンボ

3,壁コンボ

 

 そして、良いコンボ動画というのは

●上記の内、2は最大刻み数であるべき

1~3のどのパーツも、同じコンボ動画内では使用する回数を1回に留めるべき

この2つの条件をクリアしたものだけなんだ。

 

 何が言いたいかというと、剥がしコンボというのは上に書いたコンボ動画2つの基本を無視している文化ってこと。つまり剥がしコンボというのは、鉄拳のコンボとして見たら、見所を分かりにくくするだけの、コンセプトが無い、不要で邪魔な、無意味に動画の尺を伸ばすだけのノイズでしかないんだよ。

 

 

 たとえばギースステージでフスマを4枚抜きするには、一部キャラを除いて、3枚目到達時にスクリューを温存していることが条件である。理想的な流れとしては↓

・1枚目のフスマは、無敵タックルで破壊(始動)

・1~2枚目間は、ダッシュで押してから~2刻み~2発吹き飛ばし技で届く(この時点で4刻み)

という感じ。

 つまり、「2枚目の壁破壊は5刻み目が最小」なので、「5刻みの状態から、2~3枚目間をスクリューを使わずに運ぶこと」が出来るキャラでないと、4枚抜きは不可能なのだ。

 ちなみに、2枚目と3枚目の間をスクリューを使わずに運ぶには↓

・2枚目のフスマを突進系の技で押し込みながら壁破壊(この時点で5刻み目)

・2~3枚目間は、ダッシュで押してから~1刻み~2発吹き飛ばし技でギリギリ届く

といった感じ。

 

 要するに、「任意のキャラの各技の最大刻み数をリストアップする」だけで、そのキャラが4枚抜きが可能かどうかを導出できるわけだ。だから「色んな技の組み合わせをローラー作戦で実際に試す」という脳筋スタイルで4枚抜きを試行錯誤するのは不毛なのである。コンボをやる者としても、前者の方が後者よりもひと回り上の考え方をしてると言える。

 

 そういった調査を経て、「このキャラは(側面の壁で剥がしコンボを利用しなければ)4枚抜きするのは不可能」という結論に至る残念なキャラもいるわけだが。その4枚抜きが不可能なはずのキャラで「4枚抜き出来たぜ!」ってタイトルで動画が上がることがあって困惑するんだよな。

 

 その動画のサムネイルにマウスポインタを置きながら、いつも僕は葛藤してしまうのだ。

「こんなものは見る必要が無い。答えは自分の中で出てるからだ。十中八九、どうせ剥がしを使ったインチキ4枚抜きのクソ釣り動画に決まってる。でももしかしたら僕の調べが甘くて、僕の思いつかなかったアイデアで、真っ当に4枚抜きをしてるのかもしれない。だが自分の調査を信じ切れずにこの動画を見て、結局剥がしコンボだったりしたら、僕は釣られたことによる怒りに耐えられない。なぜならアップロードした本人も、壁剥がしを利用して4枚抜きをするのは邪道だと、自分の中でも薄々気づいてた上で、あえてそこをボカした動画タイトルでアップロードしてるに決まってるからだ」

と悩みに悩み抜いて、わずかな期待にかけて仕方なく動画をクリックして見ると……

 

まあ例外なく、側面壁の剥がしコンボを利用したゴミ4枚抜きなわけ。もう、

 

なんなのーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?????????!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こんなクソ文化、どうしてお前ら飽きもせずに20年以上も続けてるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 と、僕は泣きながら熱いシャワーを浴びて、悲しみを湯気の中に求めるわけだけれども。

 

 ともあれ、そんな剥がしコンボ動画の原点というか、一般的に剥がしコンボの存在が知られることになったパイオニアは、鉄拳4のエアガイツ仮面によるTAS周回動画なわけだが。その本人が当時にして「こんなくだらないコンボはこの1つだけでいい」と言って、2001年当時に友人にコマコンを自作してもらい、電流が逆流してPS2を2台オシャカにするという悲しい犠牲の上に、手入力では出来ない水準の物を完成させたわけだが(今の人なら手入力で完走できるのかもしれんが)、まさかそのくだらない文化が20年経っても続くことになるとは、彼も思ってもいなかっただろうよ

 

 とは言え、そんな鉄拳コンボ界隈の癌であり、鉄拳のコンボ動画の水準が停滞し続けてる元凶であり、クソの極みである剥がしコンボを、なぜみんなが撮り続けるのか? という疑問が残るわけだが。それについての答えは、みんな大好きザ・メインマンが教えてくれたので、ようやく僕でも腑に落ちたよ。

 

TMM「(とあるTASコンボを見た時の感想)確かにこのコンボは凄いが、彼らはコンボアーティストじゃあない。コンボメイカーさ!

 

 この言葉から分かることはつまり、どうやら多くのコンボ勢はカッコいい映像を撮ることが本来の目的であり、その手段としてコンボをやっていただけということである。あまりの考え方の違いに、そんなシンプルなことにすら今まで気づかなかったよ。

 これとは逆に僕は、ただコンボを見つけたいだけの、まさしくメインマンの言う通りの純粋なコンボメイカーだから、僕にとって、コンボのカッコよさとか派手さとか剥がしコンボは、寿司についてるビニールの葉っぱくらいの価値しか無いんだよね。

 

 もう1度書くが、

収録されている空コンの刻み数が最大刻み数であること

同じコンボ動画内で、同じコンボパーツが複数回使用されていないこと

この2つが守られているコンボ動画のみが良いコンボ動画なんだよ。

 だから他では、仁のマサツを何回決めました自慢とか、ラースの壁剥がしLP~ラー車を何回決めました自慢とか、マードックのダウン投げを何回決めました自慢とか、アマキンのダウン投げを死体に何回決めました自慢とかも、現在の鉄拳のコンボにおいてはもう超~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~どうでもいいことなの。そんなのそのアイデアを最初にアップした人が斬新だっただけで、その最初の動画を見た時点でみんなの中でも「ああ2回以上決まるのね~」で終ってるの。その後に「俺は5回決めたぜ~俺の方がスゴイ~」って言われても、もう新鮮さは皆無なの。どうしたって焼き直しであり出がらしなの。お前らパクツイ嫌いだろ。剥がしなんてパクツイと同じなの。同じアイデアしかないコンボならば、後発から得られる学びや感動は何1つ無いの。だから剥がしコンボというのも全て、エアガイツ仮面が20年前に「ああ剥がせるのね~」で終わらせたコンテンツなの。結局あんなのは、未出のコンボを思いつけない人がダラダラやり続けてるだけの子供だましなの。例えるなら、地上波のDJKOOビートマニアくらい滑稽な文化なの↓

youtu.be

 剥がしコンボ動画を見て「今まで見た鉄拳コンボ動画で1番すごい!」とか言ってるヤツは、上の動画を見て「DJKOOビートマニアも上手い!」って言ってるようなもんなの。もし自分のオカンが上の動画を感心して見てたら、ゲーマーなら誰でもマジレスして、中身の伴ってない茶番であることを思わず教えてやるだろ。僕は剥がしコンボを見る時にいつもそれと同じことを思ってるんだよ! 見た目の派手さのせいで「剥がしコンボこそが、鉄拳のコンボがたどり着いた境地でありトレンドなんだな」と、知らん人に勘違いされてもらっては困るんだよ。コンボというのは突き詰めれば全て「2ヒットのアイデアであり、そのキャラの使い手に発見や啓発を与えるコンボというのは「新しい2ヒットのアイデア」にしか無いの。そんな2ヒットのアイデアを複数繋いで1本にしたものだけが真っ当なコンボなの。だから剥がしコンボというのは、所詮はただの「その場の状況に合わせて剥がしてるだけのもの」であり、剥がしコンボの中にアイデアは何1つ無い

 そんな感じで、少なくとも僕だけは剥がしコンボを全否定してるから。

鉄拳が盛り上がらないのはプロのせい

 ツイッターが嫌いなのでこちらで書く。感情と勢いに任せて思いのたけを書く。https://imgur.com/L7PbS0Ihttps://imgur.com/L7PbS0I

 

 昔はzexiっていう鉄拳に特化したSNSがあり、そこにみんな集まってて気楽だったんだが、いつからかツイッターで鉄拳の話題をするのがトレンドになり、zexiはオワコンになった。

 だが鉄拳の話題をするSNSとしては、ツイッターは明らかに使いにくいのである。明らかに使いにくいのである。2回書いたけど。

 なんせあそこは鉄拳とは関係ないツイートばかり流れてくる。僕は鉄拳に関連したツイートだけが見たいんだが、タイムラインには毎日毎日ネコ動画がガンガン流れてくる。僕はネコ動画が大嫌いなんだ。いや別にネコ自体は好きでも嫌いでも無いんだが、ネコ動画をリツイートされるのが嫌いなんだ。そいつがそれをリツイートすることによるメリットが分からないんだ。それを他人に見せることでそいつがどうしたいのかが僕には全く分からないんだ。まさかいい年こいてネコ好きアピして自分がかわいいと思われようとしてるんじゃないかと思えて気持ちが悪いんだ。だから僕は1回でもネコ動画をリツイートした人間は全員ミュートにしてる。だから僕がフォローしてる人はだいたいミュートになってる。

 以下は5年くらいツイッターを使ってきての感想であり偏見だが、一般人にとってのツイッターってのは、声優やタレントと繋がりを持つことのみが唯一のメリットだと思う。タレントにとっては、フォロワー数がそのまま本人の社会的な価値として認知されるため、タレントは自分をフォローしてくれる人のことは歓迎している。とはいえ馴れ馴れしく話しかけられたりするのはうっとうしいだろうがな。まあ僕はタレントの「有名になってちやほやされたいのでございます、でも私のプライベートは守って欲しいのでございます」って主張はただの傲慢だと思うし、は? 嫌ならさっさと辞めれば? と思う。まあ少し脱線したが、つまり僕はタレントをもてはやす気が無いってことだ。ようはツイッターってのは、フォロワーとタレントの相互関係があって初めて成立する空間だから、逆に言うと、タレントとの繋がりやフォロワー数を増やすことに喜びを見いだせない人間にとっては、毎日毎日見たくもないネコ動画を見せられ続けるだけの、よく分からん空間なのである。

 僕からしたら、お前らが何をかわいいと思ったとか、何を食ったとか、どこそこに旅行へ行っただとかは、心底どうでもいいわけ。余計なことは一切せず、鉄拳用のアカウントなら鉄拳の情報だけ流せっての。

 

 日本の鉄拳のプロは鉄拳関連のツイートを全然リツイートしないんだ。年がら年中自分のことばかり。自分が出てる大会情報とかラーメンとか自分の筋肉の画像とかばかりツイートしてるんだ。アホかっての。こっちはお前らの日常になんてクソほども興味がねえんだ。実際お前が出る大会なんて誰も見てねえんだよ。パンピーは大会の結果だけ見て「へえ今はこの人が強いんだねえ。この人メインキャラを今シーズンは捨てたんだねえ。じゃあ今使用してるこのキャラが強いんだねえ。僕が使ってるキャラはやっぱり弱いんだねえ。鉄拳はやっぱりクソゲーだねえ」ってことにしか興味が無いんだ。パンピーは上手い人に「自分の使ってるキャラが弱い」って言ってほしいだけなんだ。アップデートがあると、ゲーム自体には触りもせずにまずティアランクからググるんだ。自分は弱いキャラを使ってるから強いキャラに負けてるのであって、そうして強いキャラがクソだから鉄拳は面白くない、ってネガキャンすることしか頭に無いんだ。もし自分の使ってるキャラが調整で最強キャラになれたとしても、それに対して強化されて良かったねって僕が言ってやると、「もうあんなキャラやめた」なんて言うんだ。僕がお前は何を言ってるんだって聞くと、「今まで誇りを持ってあのキャラを使い続けて来たのに、厨キャラ使い扱いされて心外だから捨てた」なんて言うんだ。あいつらいつも言い訳だけを探してるんだ。常に予防線を張り続けてるんだ。自分が勝てないのは全て他人のせいなんだ。そうして自分に嘘をつき続けてきたから、自分に嘘をつき続けていることにも実際に気づいていないんだ。別にどのキャラを使ったところでお前の段位は全キャラ同じだってことが分かってないんだ。つまり僕が言いたいのは、プロはパンピーにとっての鉄拳のバランスにおける象徴でありご意見番なんだから、もっと鉄拳の内容に関することとか、どういう点が面白いかについて発信するべきだと思うんだ。

 ただしプロは自分が携わってるゲームやキャラのヘイトスピーチをしたらダメなんだ。なぜなら、そんなことをしたってフォロワーがマネをするだけだし、そのゲームをやらん人が見た場合も「プロが言ってるんだから、鉄拳てのはバランスの悪いクソゲーなんだな。やっぱ鉄拳勢はスト勢よりチンカスだな」と思われるばかりで、良いことは1つも無いからだ。そんなのは、プロなら当然のコンプライアンスとしか思えないんだが、ゲームのプロはアホたれだらけだから、そんな人としての原理原則についてすらまるで分ってないんだ。だから格ゲーのお陰でおまんま食えてる身分のくせに、まるでプレイしたこともない他の格ゲーの厨キャラを批判する動画で小遣い稼ぎする、なんていう異常な行為が平気で出来るんだな。まあああいう連中ってのは、ウメちゃんが引退して一気に格ゲーが衰退した時に、自分が社会において全く無価値だったことを思い知って、路頭に迷った末に人間競馬でもやるがいいと僕は心から思ってる。それくらい軽蔑してる。

 そんな感じでまとめると、プロってのは「世間は自分に注目してる」と思い込んで、さも自分はインフルエンサーでございます気取りで、鉄拳というゲームがどう面白いかというツイートは一切せず、自分が出る大会情報やラーメンのことばかりつぶやくエゴサ野郎だらけなわけだが、プロが大会で勝っただの負けただの、誰々さんが新しくプロになりましただのなんて、この世の誰にとってもまるで知ったこっちゃねえって話をしたわけだ。だって、仮に万に1つお前がそこらの大会が優勝したところで、お前がプロライセンスを取ったところで、鉄拳の販売本数はただの1本も伸びることはねえだろ。

 だがプロっていうのはそれだけで発言に重みが発生するんだ。たとえばプロでない誰かが鉄拳界隈において凄く価値のあるツイートをしたとしても、パンピーは自分ではティアリストを作ることもできないような腕前なんだから(当然だが)、パンピーではそのツイートを読んだとしてもその価値が分からないんだ。つまり鉄拳のツイートというのは、プロがリツイートすることで初めてパンピーが価値を理解できて、そこでようやく拡散することができるんだ。それ以外で拡散することは無い。何が言いたいかと言うと、プロは「プロ」ってことのみに価値があるんだから、それをちゃんと鉄拳のために使えってんだ。お前らの日々の徒然ツイートなんてオバハンのツインテールくらい誰にとっても価値が無いんだよ。

 だからプロが本当に鉄拳の業界のことを考えてるなら、自分のことだけじゃなく、たとえそれがただの一般人の何気ないツイートであったとしても、鉄拳関連でほんの少しでも面白いと思ったツイートを見かけたときは、プロはガンガンリツイートして、鉄拳の面白さを広く知らしめなきゃならねえんだ。でもそのことを日本の鉄拳のプロは1人も分かってないんだ。ちなみにプロの「リツイート」には価値があるが、プロが「いいね」したって拡散には繋がらないから、それは鉄拳業界において、なんんんんんんんnの貢献もしないから、「いいね」は1回もしなくていいよ。

 

 ようは何が言いたいかと言うと、僕のコンボを、日本のプロはもっとリツイートしろってこと。