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TEKKEN combos

声優について

 テレビアニメを見たのでそのことを書く。「みなみけ」ってアニメだ。

 たぶん25年ぶりにテレビアニメを見た。前に見たのはエヴァ。それ以降はジブリとかディズニーとか新海誠の映画しか見てない。週間放送のテレビアニメは見ない。つまらんからな。ゲーセンに通ってた頃は「え? アニメ見ないの?」て意外がられることが多かったが(どうも信じられてすらいなかった)、僕からしたら「なんでアニメ見るの?」って感じだった。僕が常々言いたかったことがあるんだが、よくクイズゲームで「アニメ・ゲーム」ってジャンルがあるけど、アニメとゲームは全く関係ないだろと思う。なんせ、アニメを見たってゲームが上手くなることは絶対に無いからな。こんな感じで僕の知人連中は、近くに僕みたいな面倒なのがいるから、あまり声を大にして「僕アニメ見てます~」みたいな人はいなくて、僕もそれを信じ切ってたんだが、一緒にカラオケに行ったら、なんかときメモの主題歌とか全員で合唱しだすわけ。んで僕だけ全く分からなくてキョドって、おいまさかお前ら……ってなったら、実は俺アニメ見てたんだ……ときメモもやってるんだ! 俺も俺も! みたいな。え? 見てないの僕だけ? ってなったわけ。だから僕みたいなゲームだけやる人は少数派なのは認識してる。世間のゲーム好きは大抵アニメも見るんだと思う。なぜ関連性があるのかは分からんが。

 常に僕は、アニメの話になった時には「ラピュタより面白いなら見るが、ラピュタより面白くないなら見ない」っていう強い拒否の意思を伝えるようにしてる。だが先日、その定型文を伝えたところ、珍しく上述の「みなみけ」ってアニメを突きつけてくる勇者がいたんだな。大抵は僕が上述の「ラピュタより~」のくだりを話すと「どういうアニメが好きなの?」とか返って来るわけだが、そういう人には「あ、もう結構です」って話を終わらせてる。というのは、僕が見たいのは『その人が必要以上に執着してしまうモノ』だからだ。そこに興味が沸くのである。あるモノに過度にハマってるヲタとか腐女子の語りを聞くのは好きだ。自分には想像もつかなかった角度から見た世界を言語化してくれる。実際、彼らの熱のこもった話を聞くと面白いし視野が拡がる。僕も一生懸命聞く。だから、こっちがオススメを聞いてやってる時に「どういうのが好きなの?」なんて逆に質問を返してくるようなヤツの勧めてくるアニメなんて、見る価値がねえんだよ。僕からしたら、ヲタやってんなら「誰に何と言われようと、俺はこれが好きなんだよ!」って主張が無くてどうすんだ、って話。そういうのが無いなら、ただの無趣味で熱くなれること何1つ見つからないヤツが、暇つぶし目的でアニメをぼけぼけ見てるだけで、なんちゃってヲタ気取ってるんちゃうんかと思う。だから「みなみけ」を勧められて僕は嬉しかったんだ。そこまで言われちゃ見るしかないよな。 

 んで見た感想だが、ラピュタより余裕で面白くなかった。ラピュタが95点としたら、みなみけはいいとこ15点くらい(合格点は10点だ。ラピュタが強すぎるだけだ)。これは別に僕が辛口ってわけじゃなくて、こんなん他の人からしたって。ラピュタがわずか2時間でシータが2回さらわれてラピュタまで見つけて脱出して来るのに、みなみけは1クール5時間でこのスカスカ密度では、さすがに比較にもならんだろ。僕に勧めてきた人にとってこのアニメが生涯1位って言われたんで見たんだが、僕からしたら、これを見せることによって5時間拘束して嫌がらせしたいだけなんじゃないか、とか混乱するだけだった。

 「みなみけ」ってひらがな4文字のタイトルから想像ついたが、案の定、女の子数人が戯れる日常系だった。なんでか、ひらがな4文字は女の子数人の日常系っていう謎文化があるよな。でも他のひらがな4文字よりもこの「みなみけ」が優れている点は特に見当たらなかったな。あんま知らんが漫画は何個か見てるんだ。僕が勧められた時の理由は、「アニメが原作を越えることはほとんど無い。間とかタイミングが合ってないからだ。だけどみなみけのアニメは、間もタイミングも理想的だった」というものだった。この週間アニメの間やタイミングに関しては、僕も思う所が常にある。ドラゴンボールZが最低の例だが(世間的にも、アニメ史上最低の例なんだと思うが)、なんせ前回のあらすじをダラダラ引き伸ばし紹介しただけでCMに入るし、クリリンフリーザの第2形態のツノに刺されてるだけで1話終わることもあるからな。セル編のラストなんかでは、気をウィンウィン溜めてるだけで1話終わった回があった気がする。要するに週間アニメってのは、30分という尺に合わせる都合上、どうしたって原作より間延びしてしまうってことだ。だから「テレビアニメってのは面白くない」ってのはそんなに間違ってないだろ。1話あたり10分だったらもっと面白くなるだろうにな。

 まあそんな感じで、間やタイミングに期待してみなみけを視聴したわけだが、このアニメ、結構ボケとかツッコミは過激なくせに、どのシーンを見ても、全員マユゲが動くだけで無表情、あと画面の効果エフェクトがなぜかほとんどないので、まるで効果線が無いギャグマンガを読んでるようだった。間やタイミングはたしかに悪くなかった気がするが、取り立てて感動するほどのものではなかったな。つまり、演出による底上げが期待薄なため、このアニメにおけるギャグの出来のほとんどは声優の力量にかかってて、彼女らの演技力とかユーモア頼みなわけだ。だが悪いが、僕は声優に対してなんらかの感銘を受けることが一切無い人間なんだよな。だって声優てのの多くは、金持ちの子供が好きなことやらせてもらえてなっちゃっただけか、アイドルとかタレントの道に挫折した連中が枕営業してたどり着いた先なんでしょ? 知らんし完全に偏見だけどさ。でも実際99%の声優てのは、演技力もユーモアも僕からしたら大したことが無いからな。ユーモアが無い人が声を吹き込んだって面白くなるわけないだろ? もはや僕が全部喋った方がマシな作品になるんじゃないか、と思うくらいなんだいつも。別に僕も演技力やユーモアに自信があるわけじゃないがな。でも実際、僕が今までに会ったことがあるアニメファンてのは、あんまし面白いこと言えない人ばかりだった。RTA in JAPANとかニコニコのコメ欄とかを見てても常に思う事だが、みんな2chのテンプレとかジョジョのセリフとかのミームを貼っては大喜びしてるだけで、自分オリジナルの気の利いた面白いことはほとんど言わないよね。彼らの話すギャグはほとんどがなんかの流用だし。なんせたまに「あれ? こいつ珍しく面白いこと言ったぞ?」って時があっても、「まあどうせどっかのテンプレなんだろ」としか思わんのだ僕は。実際ググると、一字一句変わらない同じネタが引っかかるからな。下手すると、僕がオリジナルの気の利いたことを言っても、「それはミームじゃないから面白くないです」くらいのことを言われそう。ちょっと主語が強くなってしまったが、でもこれは1人2人を取り上げて言ってるんじゃなくて、実際に今までたくさん話してきて何人もそうだったんだから、そんなに傾向としてはズレてないと信じてるぞ。話を戻すと、要するにアニメファンてのは、アニメファンに通じる言葉では笑うが、それ以外のことではほとんど笑わないってことを言いたかったんだ。だから、アニメの上っ面に乗っかってるだけのなんちゃってファンの中には、アニメの良さを僕みたいな門外漢に面白く説明できる人はほとんどいない。なんせ使ってる辞書が違うからな。んで、アニメ業界に就職希望する人ってのは、そういう、自分オリジナルの面白いことを思いつけない、笑いに対して受け身のスタイルの人たちが大半なんじゃないすかね。まとめると、声優ってのが、アニメの一幕を僕の心に刺さるほど面白いシーンにしてくれないのは、そういう理由なんじゃないか? って話。声優はアニメファンにのみウケる話し方で喋ってるんじゃないすかね。

 長くなったが、僕はそんぐらい声優に対して何も思わないってことが言いたかったんだ。だからみなみけの声優の演技に対しても当然ガッカリして。むしろ他のスタッフは頑張ってるのに声優のせいで面白くなくなってるようすら見えた。

 僕は、アニメやゲームのスタッフロールで声優が1番最初に来る慣例も大嫌いなんだ。アニメっていう1つの作品を、様々な分野のスペシャリストたちが睡眠時間を削ってビタミン剤投与して作り上げる際に、たかが声優がそんなスタッフロールで1番上に来るほどの仕事したんかって思う。逆に、上質の作品が声優の演技がゴミだったせいで駄作になった例の方が多いんじゃないかとすら思ってる。まああと3年もしたら、声優てのは99.999%がAIに淘汰される職だと思ってるがね。でも僕はそれが健全だと思う。今の人たちは声優をありがたがりすぎだろ。それになんか声優ファンて、なんだかんだ言って結局、演技力なんかよりルッキズムで美人やイケメンを選んでるだけに感じるし。まあよく分からん。

 僕が鉄拳を始めた理由は、「ふうじんけ~ん」とか「らいじんけ~ん」とか言わなかったからなんだよね。TAG1までは平八がせいぜい「きかぬわ~」って喋るくらいで、あとはオーガとかヨシミツがブツブツ言ってるけど、あれはブツブツすぎるから許容範囲で、そんな感じで全然しゃべらないところに好感を持ったのだ。戦闘中の無駄口とか減らず口とかが大嫌いなんだ僕は。マダラとかスプリガンとかシティハンターとかで、「お前のそれに当たらなかったのは、俺が〇〇してたからさ!」とか言いまくるのが耐えられないんだ。逆に、格ゲーブームの頃に、キャラがよく喋ることで人気を得たのはSNKだったが、僕はライジングタックルって技のことはいつ見てもトチ狂ってると思うよ。なんなのあのモーション。あのモーションで技名まで叫ぶなんて、正気の沙汰と思えない。SNKファンてあの技で「うお、かっ……けぇ……」とか思うの? 僕の感性がおかしいのか? まあ喋らせれば受けると思ってる作り手は実際いるし、喋らせるだけで喜ぶゲームファンも実際いるのは分かってる。そして、鉄拳8は戦闘中にベラベラ喋るようになったわけだが、僕はまあそういう点でも引いてて、気持ちがより離れたのね。長くなったがそういう話。鉄拳8は買ってないっす。

ホロライブにドハマりする

 もう鉄拳をやりそうにないので駄文を書く。

 先日ホロライブにハマったので今日はVtuberについて語ろう。僕を知ってる人からしたら「またこいつアイドルか」なんて言われるのかもしれんが、言っとくが僕がAKBAKB言ってた時は、あのギャル本人達には1%だって心を惹かれた事は無いからな。まあ僕がシャレで書いてたAKBブログがなぜか日に5000人来てたのは事実だが。

 話は戻すが。僕はVtuberがウケてる理由とか、あれに投げ銭をする人の感覚がまるで理解が出来なかったわけ。だって動きが不自然なただの3Dキャラだぜ。人間じゃねえじゃん、みたいな。同じことを思ってる人はウジャウジャいると思うが。

 んで先日、YouTubeのオススメで切り抜きが流れてきてさ、戯れに覗いてみたところ、連中のトーク力にビビったわけ。滑舌いいし、コメに対して気の利いたレスしてるしで。つまり数日前の僕と同じようなVtuberブームを受け入れられない同志たちにVtuberってのが何なのかを説明すると、結局あの3Dキャラってのはガワに過ぎなかったわけ。視聴者達(なぜかリスナーと呼ばれてる。ビューアーとかオーディエンスちゃうんか)は、中の人の人柄に対して投げ銭をしてたわけだ。つまりVtuberが流行ってるのは、中の人のトーク力とか対応とかコメの捌き方が上手いからだったんだな。てっきりもっとゆるいこと喋ってんのかと思ってら、公私のスイッチきっちり切り替えての職人芸だったねあれは。サービス精神旺盛。まあ確かに、Vtuberって付加価値で評価がやたら底上げされてる点は否定しないよ。連中より同じくらいトーク力がある人はいくらでもいると思うし、もし連中が3Dキャラじゃなかったら登録者50分の1くらいだと思う。でもその他の有象無象と違うのは、Vtuberっていう時流というかチャンスを逃さなかったことだね。

 話は少し変わるが、5年前くらいに、僕の従姉妹の息子がジュノンのオーディションなぜか出たんだけど、我ら親族(オッサンオバサンジイサンバアサン軍団だ。一枚岩なのだ。)の推し活だけで決勝まで行ったんだ。そんときはYouTubeじゃなくて、showroomっていう芸能人専門の配信サイトで毎日ライブ配信してたんだけどさ。あっちはなんか投げ銭もらっても運営が総取りっていう意味わからんというか許せないシステムで、オーディション参加者(つまり僕の従姉妹の息子)は1円も儲からなかったらしい。運営側からしたら「君らにはshowroomで無償で部屋貸してライブさせてやるよ。うまくパフォーマンスすりゃ事務所のスカウトゲットして仕事もらえっから、だからここでの投げ銭はウチらが全て頂戴しますねー」的な? 当然ビューアーからしたらYouTubeとの違いは分からんから、何も知らんと推しのために1万円とか平気で投げ銭しまくるんだけどさ、まさか自分の金が推し本人には1円も渡らんとは夢にも思わんだろうね。なにが悲しくて運営に金をあげなきゃいけないんだっての。

 まあそんな感じで、僕がshowroomで従姉妹の息子を推してた頃、それ以外の人の配信もたくさんあったから、色々見て回ってみたわけ。んで、なるほどこういうパフォーマンスをするとウケがいいんだなとか、こいつは神対応だなツボを心得てるなーとか感心したりして、そんなこんなで岡目八目で、ライブストリームにおけるライフハックを学んだんで、一応目は肥えてるつもりだったんだけどさ。でもホロライブってのは、そのshowroomのどの連中よりもトーク力が上だったんだよ。

 僕もtwitchでたまにマイク配信することがある。全然視聴者いないけど、手前みそだが割とウケが良くて、「たまにでいいからまた配信して欲しい」とか何回か言われたりしたんで(普通言われなくね?)、鍛錬すれば僕もなんか同接20人くらいの常連がつくような配信者になれんのかな、とか手ごたえも感じたりするんだけどさ。でもその後に参考がてら加藤純一の配信とかを見ると、自分とのあまりの差にいつも愕然とするのね。差ってのは知名度じゃなくて配信力の差ね。ああこういうこと僕はできてないな―とか、僕はこの人と比べて人生経験が足りなすぎるなーとか、やっぱ陽キャじゃないとダメだなーとか、こんだけ毒吐いてギャグで済まされるのすげえなーとか、こんだけ毒吐いても肝心なとこで失言しないのはすげえなーとか、ゲームプレイしながら面白いこと言えるのスゲエなーとか、やっぱゲーム配信やるならアニメネタの引き出し増やさなきゃなーとか、でもアニメ見たことねえんだよなーとか、もっといいマイクで聞き取りやすくしてあげなきゃなーとか、声を張らないとなーとか、でも防音部屋じゃないからなーとか、ひとりごと嫌いなんだよなーとか、なんせ普段ひとりごと言わないようにしてっから1人の時に笑ったことすら1度も無いんだよなーとか、だって外でひとりごと言ってる人ってヤベエ人しかいないじゃんとか、なんだかんだで顔出しの方がいいよなーとか、早口にしないとなーとか、赤裸々に自分のことさらけだす人って好かれるよなー僕には無理だなーとか、コメってラグで飛んでくる上に割と主語とか省略して書いてくるのにちゃんとそいつが何を言いたいのか数分前のどの話題に対するコメなのかをゲームやりながら瞬時に把握できるのやわらか頭だなーとか、あるコメに対してレスしてる途中で新しいコメが流れてくると僕はついそっちを読んでしまってこんがらがっちゃうんだよなーとか、何よりこんな機転の利いたレスできないなーとかでさ。そういう僕に出来てないことを、加藤純一は全て自然体で出来てて憧れるわけ。まあ嫌いな人も多いと思うし、その気持ちも分からんでもないけど。

 んでホロライブもそういう配信だったわけ。知らん人には信じられんかもしれんけど。マジで感心しちゃったんだから。

 まあそんな感じで、惚れ惚れしてホロライブを見始めたんだけど(名前を出すと宝鐘マリンって人)、深夜に寝ずに切り抜き5時間くらいぶっ通しで見ちゃって、あれ? これが推しってことか? とか、僕はちょっともう明らかに戻れないレベルまで来てるんじゃねえか? とかいう実感があって戦々恐々としたんだけど、まあ寝て起きたら完全に飽きてたんで事なきを得た。

 何言ってんの? と思うかもしれんが、つまりホロライブにドハマりしてたってのはもう過ぎた話ってことなんだ。昨日はホロライブ見てマジで眠気が一切発生しないくらい脳内麻薬出て、300%くらいのテンションでドップリハマってたんだけど、今はテンション5%くらい。もうどのサムネも見たいとも思わないし、どの動画を見てもそんなに面白いと感じない。

 これはいいことなのか悪いことなのか、この僕の生来の飽き性が発動したせいなんだが。まあ一日だけでも、推し活をする人のテンションを垣間見ることができたのはいい経験だったね。

 なんで僕が色んな物事にハマらないかを自己分析すると、例えば僕は、ラピュタを初めて見たとき超感動したのね。子供ながらにそれから数週間はラピュタの事ばっかり考えてポワポワしちゃったほどの影響を受けた映画だ。すると以降はラピュタを基準にしちゃうから、見るアニメ見るアニメ全て面白く感じられなくなるって感じなんだ。エヴァの時にその波がもう1回来たけどさ。でもこれはみんなも大なり小なり似たような経験はあるだろ。ワンピースやハンターハンターを絶賛してる若い連中を見て「いや、いうてその2つは、ドラゴンボールとかジョジョの影響受けとる作品だからな~」みたいなことを思っちゃう老害なんかはみんな、僕と同じことが起きてんだろと思う。

 あとは僕の感性が加齢により単純にイカれて、色んな事が理解できなくなったのも、飽きやすい大きな理由の1つだろうね。たとえばFF5ギルガメッシュとかは、若い時は印象に残るほどの面白キャラだったのに、今の僕からしたら直視できないくらいクソ滑っとるからな。つまり、今の僕がたとえば最近のRPGでクソ寒いギャグを言ってるキャラを見たとして、それを若い連中が喜んでたら「こんなキャラで喜ぶなよ~」なんて思うわけだが、もしかしたら僕が若い時にそのキャラを見たら、クソ楽しんでる可能性が高いってことだな。これを僕はギルガメッシュ効果と名付けたのだ。

 長くなったが、僕が何が言いたいかというと、僕は何を見ても基本的には楽しめんし、もしたまに何かにハマることがあったとしても、上に書いたように飽きやすいから、つまり鉄拳の剥がしコンボなんて、20年前にちょっと触れて完全に飽きて、それ以降一切やってないってことだ。職人様はあんなクソつまんない剥がしコンボばっか撮り続けて、よく飽きねえもんだと心の底から感心するよ。

 ついでに蛇足を書くが、僕はこれまでに作った鉄拳のコンボ動画なんかも全部削除してきたわけだが、なんで削除するの? って聞かれても、なんでだろうねえとしか答えられないんだよな。まあ完成させるまでは誰よりも一生懸命作ってると思うけどね。でも完成させた瞬間にそこでも物凄い飽きがきちゃうというか。一応アップロードはするんだけど、すぐにYouTubeに置いてあることが疎ましくなる感覚に襲われちゃうんだよね。元より不特定多数の人に披露する目的でコンボ動画を作っているわけではないので、知り合いがひと通り目を通したなと思ったら、もういいやと思って削除しちゃう感じ。だって剥がしばっか撮る脳筋たちに、「えーとですね、このコンボはこういう所が見所なんですよー、システム面の穴を利用して1フレ稼いでるんですよー、おしゃれでしょー気づきましたー?」なんて説明したって意味ねえじゃん。連中からしたら「はあ~? そんなの剥がせばいいじゃん。ちょっと壁に対して斜めにするだけで1フレなんて簡単に稼げるよ? これこそクリエイティブ!」とかいうクソリプで一蹴されちゃうでしょ? だから僕は自分が作った動画を削除するんだよ。要するに剥がしを撮るコンボ職人様たちってのは、システムを説明してやる価値すら無いって話。作って来た動画は、PCからも削除してるから内容も一切覚えてない。たとえばストクロなんかもメチャやった記憶なんだけど、どんなコンボを作ったか? とか、どんなゲームだったか? とか、自分の知識として何も残ってない。んで別に惜しいとも思わん。

 でもそういうことってみんなにはマジで一切無いの? まあ僕は続けらんないんだよね、SNSも剥がしもホロライブも配信も人づきあいも。全部飽きちゃうんで。才能が必要なんじゃないすかね。脳死で延々と20年以上剥がし続けても一切飽きないような才能が。僕はどうせなら新しいモノを作りたいんでね。とはいえ僕も、中学生とかの頃に剥がしコンボを見たら、もしかしたらドハマりしてたのかもしれんよ。ギルガメッシュ効果でね。

鉄拳のコンボ作りは正直つまらん

 鉄拳8をやるかどうかは悩ましいところだが、まあ現状ではモチベ自体は一切無い。鉄拳コンボ界隈における、剥がしをほめそやす風潮が大嫌いだからな。

 でもこの僕が他の人様になんか役に立てそうな事って、結局鉄拳のコンボくらいしか無いなとは思うんで、やっぱり残りの人生で一度くらい徹してみるべきなんだろうか? なんてことを考えたりはする。そういう葛藤はある。モチベ自体は本当に無いんだけど。

 もうこの際、思い切って鉄拳を見限り(まあ既にほとんど見限ってはいるんだが)、スト勢に転身したい気もある。だがあそこは、プロが鉄拳勢を軽んじてるのが嫌いなんだよな。特にボンちゃんとかいうヤツ。あいつなんなんだよ。なんか「俺が鉄拳やったらすぐ上位になれるから~」とか言っちゃう人。EVO優勝してもニュースにもならん程度のヤツが、なんで同業の他のゲームをけなせるのかね。そういうことすると動画勢がマネして鉄拳のこと批判するだけで業界のためになる事1つもねえってのが、いい年して分からんのかね? 所詮お前らだって、どんだけイキったところで、同じ雀荘のバイトからEVO優勝者が2人も出ちゃうような、浅~~~い世界でやってんだろうが。いやウメちゃんだけは尊敬してるよ。マジで尊敬してる。彼が引退したら鉄拳の売り上げも下がる。スト4の全国大会の日、僕はアルカディア編集部にいたんだけど、編集の人達全員でウメちゃんのこと応援してたから「やっぱウメちゃんすげえなあ!」って思ってたのね。んでウメちゃんが負けたって速報が届いた時、編集部全体から一斉に嘆息が漏れたんだ。んで俺が「ウメちゃん、勝ってほしかったすね」ってなんとなく言ったら、「うん、アルカディアの売上げも上がったのにね~」って真顔で返って来たんで、うっわ~そういう存在か~と思った。自分と同じくただ趣味でゲームやってる人の中に、全国誌の売り上げを左右しちゃう人がいるんだ~、って僕もう感服しちゃったのね。まだウメちゃんその時プロじゃなくて素人だったのにそんな存在だったんだから。でもボンちゃんってのが優勝した所で、別にどのゲーム専門誌の売上げも1冊も伸びないだろ。せいぜい本人のママが買うくらいでさ。だから君はいくら引退してもいいよ。君が引退しても格ゲー業界に何の影響も無いんだから。君が引退したところで、鉄拳はおろかストの売上だって、1本も下がることは無いんだから。まとめると、僕はそういう理由でストに転身するのにも抵抗があるって話だ。ボンちゃんってヤツのせいで、スト6の売り上げは少なくとも1本下がってるって話。僕が買ってたであろう分がな。何をこの素人クソ偉そうにと思うかもしれんが、悪いけど僕がスト6やったら、たぶんプロでも僕のツイッターアカウントを思わずフォローしちゃうような活動くらいはできると思うぞ。

 それはさておき、まあ鉄拳は鉄拳で、コンボはガチでつまらんのだ。剥がしコンボに関しては論外としても、普通のコンボも軸がアホみたいに厳しいのが本当にやってて不毛でな。なんで未だに、プラクティスモードで『立ち位置記憶』を実装してくれねえんだよ。そこが鉄拳のコンボをやる際の、何よりもの憂鬱な点である。

 いや一応、鉄拳のコンボをやってる時でも、既出でない新発見をした時は「お? やったー」って嬉しくなるけどさ。でももう視聴者は、そんな細かい部分なんかどーでも良くて、「何回剥がしたか?」の回数しか見てないでしょ。「オーサム! このコンボ4回も剥がしてるぜー! エクストリーム! 今まで作られた中で最高のコンボビデオはこれだぜー!」みたいな。『いいね』なんて全部そういう表面的な派手さに対してだけ付くもので、僕にとってコンボにおいて最も重要な「新しいアイデアがあるか?」ってことについては、今や鉄拳のコンボの視聴者はもう誰も見てないよね。全ては剥がししか撮ってこなかった職人様達のせいだがな。

 あと鉄拳てのは、キャラ限の定義がクソつまらねえんだよな昔から。だって2Dだと、ザンギに最多段決まるなら、木偶はザンギにしときゃいいじゃん。それと比べると、なんで鉄拳てのはいちいち、「あ~そのコンボならスティーブにも入るのに~」とか「フェンにも入るのに~」とか、わざわざ小さい方にも決めないとケチがつくのかね。なんであの剥がししか撮らねえゴミカスどもは、そんなクソこまけえ揚げ足取りだけは律儀にしてくるわけ~~???? 鉄拳4ならまだ納得できたよ。なんせシャオ限あるんだぜシャオ限! ジュリア限も。シャオに入ってマードックには絶対入らないコンボがあるんだぜ。というかむしろマードック限よりシャオ限の方が遥かに多いんだけどさ。お前ら鉄拳4やってないから信じられないだろ。だけど本当だからな。

 お前らそんなにキャラ限警察すんならスト4やってみろよスト4。まあスト4はループコンボだらけでくどいし、目押しがシビア過ぎるし、補正がきつすぎるから、触っててそんなに面白くはないんだけどさ。でもキャラ限に関してだけはマジですげえから! たとえばルーファス限、まこと限、ディージェイ限、アドン限、バイソン限、しゃがんでるコーディ限、バルログ限、フォルテ限、ベガ限、ホーク限、本田限、アベル限、等々、僕がスト4触ったのなんてせいぜい1か月ちょいだけど、僕が気づいた範囲でもざっとこれだけあるぜ。40キャラとかいるのに、その1キャラにしかマジで絶対入らねえってんだからビビるよな! 逆に言うと、コンボパーツを何か1つ思いついたら、40キャラ全てで調査する必要があるわけだがな……。そして当然、思いついたパーツを全キャラ調べた結果(パーツごとに2時間くらいかかる)空振りに終わることも、ザラにあるわけだ。当然メチャメチャ大変だ。だけどやりがいはあった。だからああいうキャラ限なら僕も許せる。妥協が許されないところがな。ちゃんと調べるヤツにだけ結果が与えられるってのは、とてもいいことだと思う。だけど鉄拳勢のキャラ限のこだわりは、そのスト4とは真逆なんだよ。デカいヤツから調べて、どこまで小さくできるかをいちいち調べなきゃいけないんだよ! 「そんなん調べりゃいいじゃん」とか適当なクソリプすんなよ。2Dと違うんだよ鉄拳は。鉄拳てのは、マクロ組んでも、ファーカムラムとかマードックに30回に1回とかしか決まらんコンボがザラにあるんだよ! さっきも書いたが、鉄拳は2Dと違って軸がクソ厳しすぎるんだよ!!!!! だからそんなんでいちいち全キャラ精査してられねえっつの。だから「あ~スティーブにも入るのに~」とか、そんなどうでもいいツッコミいれて来るんじゃねえ。何より納得できねえのは、そういうツッコミを入れてくる職人様自身が、キャラのサイズをよく分かってないってことだ。なんせあいつら全員、「シャオに決まるコンボなら全キャラに決まる」と思ってっから、今でも基本コンボ動画の木偶をシャオにするのが一般化してんだよな。そうとしか考えらんないもん。そうでしょ? 稼働からもう8年が経つが、未だに職人様界隈では『鉄拳7ではシャオが1番小さい』ってのが通説なわけ。あほかっつの。その点、大御所のSTLさんなんかはシャオにしてないから流石だなと思う。

 まあ鉄拳7も終わりだし、これからは剥がしコンボを撮った職人様のことは即ブロックしていこうと思う。その上でネガキャンすらするかも。そんぐらい僕は剥がしコンボが嫌いなんだ。心の底から憎んでる。十分我慢してきただろ今まで。僕のフォロワーは2~3人しか残らんと思う。正直もう他人の動画を見ることが無いんだ。だって見る価値がほとんど無いし、もう見るのが心の底から辛いんだもの。マジで全員剥がししかしねえからな。アイデアを出せってんだよ。誰も見たことないアイデアを。お前らが今作ってるコンボなんてのは、キャラの実装日に大体知れ渡ってることなの。

 

 ……ということをここまでウダウダ書いてたわけだが、さっき何となくツイッターアカウントを削除したわ。鉄拳を続けるかどうかは分からんが、ツイッターはもう二度とやらない。ネコ動画と剥がしコンボをリツイートされるのがクソウザいからな。今後みんなとリアルで会うことも、なんかネットでやり取りすることも、もう二度と無いだろうよ。おつかれ。

ニーガンについて

 ウォーキングデッド。ドラマ本編と原作コミックを全話制覇。200時間くらいかかった。去年の11月から年始にかけてウォーキングデッド尽くしだったよ。

 なぜ僕がそこまでの労力を費やしたかと言うと、それはもちろん鉄拳7ニーガンっていうウォーキングデッドからのゲストキャラが出てるからだね。ちなみにコミック日本語訳版ではネガン表記なのでダサかった。

 このウォーキングデッド、海外では有名な作品らしいが、僕は鉄拳の新キャラとしてニーガンが登場するというアナウンスがされた時まで、このドラマを一切知らなかったね。だから「新キャラはニーガンだぜ!」って大々的にアナウンスされても「誰?」って感じだった。同じこと思った人も多かったと思う。

 ちなみにゲーム版もあり、僕はシーズン1、2だけプレイした。シーズン4まで出ててそれがファイナルシーズンだし、他に外伝もあるんだが、それらをやってない理由はPS版が出てないことと、steamでも日本語版が無いこと。翻訳しながらやりたい気持ちも一応あるんだが、QTE方式のアドベンチャーで、選択肢が制限時間付きだから、僕の英語力ではちょっと無理なんだよな。

 一般的にはドラマ版が有名な作品群だと思うが、原作はコミック。アメリカでは大人向けコミックをグラフィックノベルと言うらしく、このウォーキングデッドの原作もそのグラフィックノベルに当たるらしい。だが実際読んでみたが僕からしたらただの漫画だ。

 日本ではコミック日本語訳版が10巻(+外伝1巻)が出てて、そこで刊行停止してるんだが、この時点では既に完結している原作英語版コミックの全193話のうち168話までしか収録されていない。しかもアメコミショップに問い合わせたら、出版社が事業停止しているそうで、今後の重版は無いんだそうだ。つまり未完のまま絶版しとるんだな。何よりも定価がべらぼうに高くて、1巻あたり最低でも3000円以上するし、最終巻にいたっては4620円もする。この価格のせいで誰に対してもおいそれとオススメできないぜ。いちおう僕はこれを全巻買って読んだうえ、日本語版コミックの出てない169話~193話についても、ちゃんと英語版を頑張って翻訳しながら読んだのだ。

 そんな感じなんで、まあ僕は、いっぱしの感想を言っても差し支えない水準の実績には達しているんじゃないかね。

 ドラマと原作コミックで共通してるのは大筋くらいで、内容はまるで違う。ゲームに至ってはほぼ原作とは関係ないんだが、コミック版を理解するにはゲーム版の内の1つをやる必要がある(具体的にはミショーンが主役のゲームがある。コミック版では途中から、ミショーンが一時期パーティから離れてた時期がある、という設定になってるんだが、それがゲーム版で描かれているらしい)、という面倒なメディアミックス展開もしてる。ちなみにそのゲームは日本語未対応なので僕はやってない。

 ドラマも本編以外に『フィアー・ザ・ウォーキングデッド』という外伝が展開してる(超長い)。ドラマ本編で唐突に退場したまま帰ってこないキャラが、そっちに登場してるらしい。僕はまだこの外伝には手を付けてない。

 さらに、ドラマ本編は完結したが、今後は2つの新作ドラマを展開するらしい。

 そんな感じで、原作が終わろうが、ドラマ本編が終わろうが、今後もまだまだウォーキングデッドは続くのである。でも僕はここが潮時だと思って手を引くことにする。

 

 

 ウォーキングデッドがどういう話かというと、主人公がケガで意識不明の重体になり入院、目が覚めたらゾンビだらけになってて世界が崩壊していて、その状態から延々と逃げ続ける、って話。

 この作品のゾンビは、怪力や超スピードといった特殊能力はない。ゾンビは前を歩いているゾンビについていく特徴があり、結果的に集団になりやすい(コミックより)。足は遅い。生前の記憶も無い。他のゾンビ作品にあるような、ゾンビが母性本能で自分の子を守ったりするシーンは一切ない。これらの設定は終始一貫してて好感を持ってたんだが、ドラマのファイナルシーズンで扉を開けたり壁を登ったりする特殊個体が唐突に発生したので、とても幻滅した。ちなみにドラマでは中盤から『ゾンビは階段を登れない』という設定が追加された。だったらビルに避難するだけで全員助かるじゃねーか、と思うので、この設定はクソだし、実際その設定はドラマでもうやむやになった。

 基本的には、かみつくことで感染しゾンビ化する。ドラマの最初の方では『引っかかれても感染する』という設定もあった気がするが、その割にはみんな半袖で平然と戦うし、引っかかれて感染したキャラも多分1人もいない。漫画版では「目や口に血が入ると感染する」という設定があったが、ドラマでは顔面に血しぶきを豪快に浴びても感染しなかった。

 かみつかれた後は、高熱が出て数日後にゾンビになる。

 でも、かみつかれた場合でも、患部を切り取ればゾンビ化しない。患部を切り取ってゾンビ化したキャラは1人もいない(切断時の出血多量で死んだヤツはいる。コミック版)。この設定のせいで手足を切断する仲間だらけになる。ドラマではかみつかれてから30分後くらいに切断しても感染しなかった。腹とかをかみつかれた仲間は手遅れと判断される。

 ゾンビは、脳を傷つけた時のみ完全に動かなくなる。脳以外をどれだけ攻撃しても動き続ける。

 人類全員が既に空気感染しているという設定なので、かみつかれてなくても、病気や飢餓や失血で死んだキャラなんかは全員がゾンビとして復活する。でも既に感染してる割にはなぜか生きてる人が唐突にゾンビ化することは絶対に無い

 ゾンビは基本的には匂いで生きてるかどうかをかぎ分けてるので、『死体の臓物を体に塗りつければ、ゾンビ達に襲われない』という安全回避方法がある。だがなぜか主人公達は、こんな便利ルールを、大ピンチにならない限り利用しない。まあこればっか使うと話が盛り上がらないからなんだが。そのくせ後半では使いまくる。今まで死んでいった仲間はなんだったんだと思う。

 そんな感じで感染のルールがあいまいな作品だった。

 

 

 どうせ原作コミックを読む酔狂なんてほとんどいないだろうから、以下に原作コミックにおけるドラマとの主要な違いを列挙すると、

 

・ダリルが存在しない

・リックの右手首から先が無い(序盤で総督に切断された)

・ジュディスが赤ん坊の時に死ぬ

・リックはアンドレアと夫婦になる。

・リックは最終回直前で死ぬ

・カールとソフィアが夫婦になって、アンドレアって名前の子供ができる

 

って感じ。

 なるべくドラマ版のネタバレをしないように書いたつもりだが、察しのいい人だとドラマ版のネタバレになってるかもしれん。このドラマは、誰が生き残るのかを予想するのも視聴者にとっての醍醐味の1つだと思うんで、それが分からないように心掛けたつもりだ。でもレンタルビデオやオンデマンドにて、各シーズンの画像サムネを見ただけで「あー、このキャラ、ファイナルシーズンまで生き残ってるんだなー」と分かってしまうんだよな。そんな感じで、新規参入者はどう気を付けたってネタバレ不可避な点が、このドラマの非常にいただけないと僕は思う。何が言いたいかと言うと、運営もそういうショボいネタバレをやってるんだから、僕の軽いネタバレくらい大目に見てくれってことだ。

 ウォーキングデッド(歩く死人)というタイトルは、主人公が、逃げ回ってるだけの自分達を自虐した表現でもある。漫画の最終回ではゾンビを駆逐した世界になり、カールが「もう我々はウォーキングデッドではない」というセリフを吐き、多くの人命を救った父リックを回想するシーンで終わる。

 ちなみに、ゾンビが発生した原因については、一切明かされないまま終わる。思うに「極限状態においても人間らしさを貫けるか?」というのが、このウォーキングデッドという作品全体のテーマであり、だから作者にとっては原因の設定づくりとかはどうでもよくて、導入にとりあえず取り返しのつかないパニックを起こしておき、上記のテーマに沿った心理描写をしたいだけぽいんだよね。GANTZとか、昔の映画のCUBEとかみたいな、事件部分だけを描きたいエンターテインメント。話としては漂流教室ドラゴンヘッドが近いけど。まあそのせいか、セリフ回しがやたら教訓気取りなんだが、僕は日本人なので「ポストアポカリプスものなら、はだしのゲンを見た方が、よっぽど学びがあるわい」という身もフタもない感想を持ってしまった。なんせ漫画版はともかく、ドラマ版の主人公達は、他人にはくどいほど性善説を唱えるくせに、自分たちは少し状況がひっ迫しただけで簡単に相手を殺すので、まるで好感を持てないんだよね。「お前たちは性善説主義者じゃないから殺す!!」なんて論理が破綻してるだろ。そんな感じでテーマがブレまくりなくせに、尺だけはやけくそに長いので、ただひたすら中だるみしてるんだよな。まあ漫画版の主人公は、ドラマ版よりは人間賛歌の信念を一貫してるけど。

 

 

 ここは一応鉄拳の専門ブログのつもりなので、ニーガンについて書くが、彼はウォーキングデッドにおけるボスキャラの1人だ。

 ウォーキングデッドは大まかに話を区切ると、ボスキャラと4回戦う話だった。ドラゴンボールで例えるとピッコロ編、フリーザ編、セル編、ブウ編みたいな。ウォーキングデッドにも4人のボスが出てくる。ニーガンは2番目のボスであり、ドラゴンボールでいう所のフリーザに当たる。ニーガンもちょうどフリーザのように存在感があったので、ニーガン討伐後はシリーズの人気も失速したように感じる。ウォーキングデッド全編を通して1番盛り上げたヴィランは、ニーガンで間違いない

 ニーガンは、ポストアポカリプスというルールの無い世界において、暴力と恐怖で支配する理不尽なサイコパスキャラとして登場する。ニーガンの登場からこのドラマは一気にグロくなる。一応ユーモアも持ってるキャラなんだが、正直グロすぎるため、鉄拳には全くそぐわないモータルコンバットの方がしっくり来る。

 でもこのニーガンは、漫画やドラマでキャラ人気が出たせいか知らんが、途中から『実は僕は必要悪として仕方なく暴力を振るっていただけで、ウォーキングデッド界では最も人格者だったんですぅー』みたいなツンデレキャラに変貌していく。そうは言っても、かつてみかじめ料として常に収益の50%も徴収してた行為が、必要悪で済むわけねえだろと思うんだがね。

 漫画版・ドラマ版のどちらも、全編通して最も印象に残るのは、鉄拳のレイジアーツが出るシーン。鉄拳のニーガンのトレーラーでまんまパロディが使われてたが、

youtu.be

 まあこのシーンが、ウォーキングデッドのピークと言っても差し支えないと思う。ここで仲間を容赦なく殺されたことで、それまでイケイケだった主人公はビビりまくってしまうんだな。実際、ニーガンの登場時の恐怖と演出は素晴らしかった。視聴者もそれまでは「このドラマ、メインキャラ達はどうせ生き残るんでしょ」みたいに楽観してたのが、ニーガン登場からは誰が殺されてもおかしくない状態になり、視聴者側の緊張感も増すのが良かったね。

 ニーガンは元体育教師。バットには元妻の名前であるルシールという名前をつけてる(原作コミックではルシールは砕け散る)。ちなみに、ウォーキングデッドの主要キャラたちはそれぞれ得意武器がある。主人公は片手斧担当。他に、日本刀担当、ボウガン担当、棒術担当などのキャラがいる。んでバット担当がいなかったからニーガンに使わせよう、という単純な理由で持たせてるだけだと思う。

 ニーガン編がどういう結末を迎えるかは書かないでおくが、原作コミックもドラマも概ね同じ展開。コミック版のニーガンの方が少しイケイケ。ドラマのニーガンは登場時3話くらいはとても怖いんだが、なんかどんどん失速していくのが残念だったな。もっと常に偉そうにしててほしかった。

 ニーガンがどういうキャラかを手っ取り早く知りたいだけなら、シーズン6の最後の話と、シーズン7の前半数話(主人公の町に訪問する話まで)を見るのが、僕のオススメだ。鉄拳で使われてるセリフなんかは、多分それらの話で全て出てくる。それ以降のニーガンはどんどん覇気が無くなっていくだけで、初登場時の魅力を越えることは一切なかった。

打撃投げの補正について

訳『これの空コン補正がどうなってるのか誰か説明して。わけわからん。』

 

つまり、この人が言ってるのは

 

◎236RP~RDとやると、RDの2発目が100%ダメージになる

だけど

◎立ち途中LP~RDとやると、RDの2発目が70%ダメージになる

どちらも同じ空コン初段なのになぜなんだ? 意味が分からんから教えろ。

 

というのである。もっともだな! 僕にも分からん。不思議だねなんでだろうね。

そしたら識者が現れて、無知な我々に答えを示してくれたわけである。

 

訳『空コン始動技には浮かせ始動とダウン始動があり、立ち途中LPのように浮かせ始動の後にRDをすると70%ダウン始動(RDを繋ぐ前に相手の体が地面に触れている)なら2発目で100%になります(続く)』

 

訳『それは、2ヒット目が投げとみなされるからです。デビ仁の例だと、

 追い突き→ヘブンズドアは 100/70/100

 最風→ヘブンズドアは 100/70/70 になります(続く)』

 

訳『追い突きの後、ヘブンズドアをヒットさせるまでに、相手が地面に触れていることに注目してください

 

 僕これ読んだ時、「そ、そんなシステムがあったのかー!」ってもう感動しちゃって、思わずいいね9999回押したわけだ。

 職人様たちが何十年経っても脳死で作り続ける『剥がしコンボ』(wwww)っていう、延々とウンコが爆発し続けてるだけみたいなコンボを、100万種類見ても決して得ることはない感動が、このツイートにはあるよな!

 職人様も上の人達みたいな生産性のあるツイートをしてくれ。既出のネタを偉そうにアップするのは恥ずかしいことだろ。だから剥がしコンボってのは、既にこの世の誰もが知ってる10000番煎じの恥ずかしいものなの。いやしくも『コンボ職人』を自称するんなら、剥がしコンボは禁止で勝負してみろっての。

 文句があるなら、君が作った剥がしコンボの、一体どこが見所なのかとか、どの部分に他の人が思いつかない新しいアイデアがあるのかとか、僕に説明してみろよ。説明1つにつき加点1やるから。「剥がせまーす。剥がしてまーす」ってこと以外は、何1つ内容が無いだろあんなもん。だから加点要素なんてどこにもないの。職人様の価値観なんて知らんけどさ。

背面壁中カウントを消費すると、正面壁中カウントも消費する

 恥ずかしながら、マジでぜんぜん知らなかった。

 もう鉄拳7のデスクトップアイコンをクリックする気力すら今の僕には無いんで、検証はしてないんだが、何度見ても最後の壁コン2発目で受け身が早くなってる。それとも最初のが正面壁やられになってるのか? 

 しかし僕は25年以上もやってたくせに、こんなシンプルな事すら検証したことがなかったんだな。自分でも色々撮ってきたつもりだけど、こういうコンボを1つも撮らなかったんだろうか。1つも見たことが無かったんだろうか。気づかなかっただけだとしたら悲しくなるね。

鉄拳のコンボ職人様について

https://twittehttps://twitter.com/soukaiza完全に完全にかn/status/1441700813471027205?s=20&t=u09QGCBAncckREWf5MGn

※最初に書いておくが、以下に書くことは完全に僕だけの意見であって、538さんとかよーくんとかは以下のようなことは1度も言ったことが無いから、勘違いしないでくれ。

 

XA

 

 

 以前ツイッターでこんな質問をしたんだけどさ。投票数39と少ないけど、それでもこの結果には僕もう幻滅しちゃって。こうまで鉄拳のコンボ業界は腐敗してるのかと。もう僕これ見た瞬間、「あ、もう鉄拳のコンボ動画作るのやめよ」ってなって、一瞬にしてモチベーションが完全に無くなって、それ以来もうなーんも撮ってないんだけどさ。

 というのは、回答1を押したのがどうもコンボ職人様たちなんだよね。つまり連中からしたら「オレたちはトゥルーオーガ限定コンボをたくさん撮ってきたんだから、その努力を否定するな!」というわけである。アホかっての。あんなの視聴側からしたらどうしたって納得できるもんでは無いからな。

 たとえば、鉄拳4の頃のキャラ別掲示板ではまだレベルが低すぎて、「ジュリアの虎身肘xNは、相手が受け身を取らなかったら永久コンボです♪」みたいなかわいらしい書き込みが頻繁に沸いてたんだが、ちょっと鉄拳に心得がある人ならこれを見て「コンボなわけないだろw」って思うだろうし、「マジレスして、たしなめてやろうかな、こんなヤツばかり沸いたら質の低い掲示板になるし」とかちょっとは思うだろ。僕からしたら、ここの冒頭に書いた質問だってそれと変わらんわけよ。トゥルーが空中受け身で回避可能なものをコンボとして認めたら、虎身肘連発が永久コンボってことも認めなきゃいけなくなるだろ。職人様がどう言い訳しようが、回避可能なものを『コンボ』ってことにして捻じ込もうととすることは、あんたらのポジショントークに過ぎないの。釣り動画ばっか作ってちやほやされたいのは分かったけどさ。回避できるならそれはコンボじゃないの。

 恥ずかしげもなく『僕は鉄拳でコンボ職人やってます!』ってツイッターのプロフィールで標榜してるヤツが、たとえば他の格ゲーマーの前で「僕は鉄拳でこんなコンボ作ってます! え? 空中受け身? 取れますよ? でも大丈夫。トゥルー限定ってのはそういうルールだから!」なんて言って紹介するわけー???? 僕がもし鉄拳をやったことが無くてそういう説明を受けたら「鉄拳勢ってのはド低能の集まりだなw」って呆れると思うぞ。

 たとえば、あんたらが2Dのコンボ動画を見てる時、木偶がピヨってる時間をギリギリまで使って、プレイヤーがゲージを回復させてからコンボを継続させてるのを見て、どう思ってるのよ。「は? 木偶のピヨ回復を一切させないのにコンボって言っていいの?」ってメッチャモヤモヤしてるだろ? 安心しろお前だけじゃないから。他の視聴者だって全員納得してないよ。あんなの当然コンボとは呼べない。だからお前らのトゥルー限(wwww)だってコンボじゃないの。

 538さんのタッグ2のコンボ動画、今から全部見直してみろよ。トゥルーが受け身取れるコンボなんて1つも撮ってないから

 538さんの2Dのコンボ動画、今から全部見てみろよ。木偶がピヨ回復してないコンボなんて1つも無いから。ピヨリ中の木偶は、全てコマコンによる最速ピヨ回復をさせてるんだよ。

 それがコンボ動画ってもんだろ。

 僕だってトゥルー限定なんてそれこそたくさん撮ってきたけど、ただの1つだって受け身取れるコンボなんて撮ってないぞ。まあ鉄拳の職人様はそんなこと一切気にしないし、僕らのトゥルー向けコンボが、全て空中受け身を取れないことにすら気づかないんだろうなと、当時からずーーーーーーっと思ってたけどさ。ちなみに言っとくが、538さんと僕が「トゥルーが空中受け身を取れるコンボは禁止で撮ろうねー」なんてことを申し合わせたことはただの1回も無いぞ。つまりこんなのは、コンボを撮る気がある人なら自然と心掛ける程度の、ごくごく基本的なことなんだ。視聴者に対する最低限の配慮だよ。そんなことすら職人様は守れないんだよ。なんせ538さんと僕以外のコンボ職人様も全員、これまでにトゥルー限(wwww)コンボを撮っていたが、コンボ職人様が撮ってきたトゥルー限(wwww)は全て空中受け身が取れる詐欺コンボだったからな。もう1度言うぜ。1つ残らず全てだぞ。ウソだと思うなら、538さんと僕を除いた世界中のコンボ動画の中から、ただの1つでもいいから空中受け身を取れないトゥルー限定を撮ってる動画を僕に提示してみろよ。マジで、マジで1つも無いから!! 職人様のトゥルー限(wwww)は1つ残らず空中受け身で回避できるの。コンボ職人様がそういう腐った業界にしたの。もうアンケート取ったら半数が、トゥルーが空中受け身を取れる釣りコンボでも『それはコンボでーす』って言っちゃうような業界なの。

 

 ちなみに、1番上に書いたツイートに対する職人様の反論が届いたんで、以下に1つ紹介すると、

 

クリエイティブな観点からは、(受け身を取れるトゥルー限は)完全に受け入れられると思います。どれも回避できるものですが、コンボの質を高めることができます。」(google翻訳)

 

だそうだよ。

 

 クリエイティブwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

 これは久々にすごいバカが現れましたよ。さすがはこの人、MODコンボ動画を作ってるくせに、なんかコンボでプロやってるぽいだけあって、自身を正当化する際の言い分もひと味違うなと。いやーMODコンボがクリエイティブだったとは知らなかったよね! たとえばさ、「あー、なんかこのコンボ、あとちょっとで入りそうなんだけどなー、ギリギリ届かないなー」って思った時は、改造して判定をデカくすりゃ良かったんだね! だってクリエイティブなんだもん。クリエイティブだから許されるんだもん。まあそんなクリエイティブさんのことは僕は速攻ミュートにしましたがね。だってクリエイティブだか何だか知らねえけど、実際読む価値ねーじゃんこんなヤツのツイート。

 あのね、コンボっていうのは、コンボ作成者と視聴者の信頼関係がとても重要なの。あんたらみたいな、実際は回避できる詐欺コンボばかり撮るヤツに対しては、今後どんなコンボをアップされても「どうせ回避できるんじゃないの? だってこいつがアップしてるコンボだしー」としか僕は思えなくなってるの。もう僕は1人の視聴者として、コンボ職人様が作るコンボのことは一切信用してないの。それに比べて538さんがアップするコンボは、たとえ繋ぎがうさんくさかったとしても「538さんが撮ってるコンボなら、本当に回避できないんだろう」って信用できるだろ。みんなだって538さんのコンボを視聴する際には、全幅の信頼を置いて安心して見てるだろ。だって538さんは他のコンボ職人様と違って、ただMODコンボでちやほやされたいから~とかいう理由だったり、実際は回避できるけどクリエイティブだからいいんですぅ~とかいうアフォなポジショントークでウソコンボを撮ることは、絶対にないからだよ。入ってるかどうかしっかり確認をとってるんだよ。みんなも、納得できないコンボをアップするコンボ職人様のことは、一切信用しなくていいし、容赦なく低評価つけていいぜ。

 そんな感じで、昨今の鉄拳のコンボ動画界隈ってのは、一般人をだまくらかしてホイホイするのが目的の詐欺コンボで溢れかえってるわけだが、そういう世界にしたのは、他でもないコンボ職人様って話だよ。絶対に僕らじゃねえ。んで、そんな人達から新しい学びを得ることは僕はもう無いって話だ。だってあんたらのコンボはもう信用できないんだもの。みんなだってそうだろ。だから僕は自分で「僕は鉄拳のコンボ職人です~」なんて言ったことは1度も無いよ。

 あとこれは蛇足だが、僕は各コンボ動画の終わりに「Thank you for watching」って入れたことも1度も無いよ。538さんやよーくんも無い気がする。これも別に3人で「入れるのやめようぜ」って示し合わせたわけじゃないんだけどね。なんでだろうね。まあなんか色んなコンボ動画を見てて「こんなくだらねえコンボを見せといて、視聴者の時間を奪ったくせに、一方的にサンキューって締めるのはどうなのよ」って、この風習が流行り出した時に思っちゃったんだよね僕は。538さんやよーくんがやらないのは、僕と同じことを思ったからかどうかも全く知らん。まあこれに関しちゃ、別にみんなはやってもいいと思うよ。そんな批判してるわけでもない。僕が勝手に入れてないだけだし。僕はただ「なんで唐突に、みんな同じ定型文を毎回書くようになったの?」ってその同調性バイアスが理解できなかったから、なんとなくやりたくなかっただけ。まあそういう流行なんかにやたら丸乗っかり(というかただ乗り?)したがる習性なんかも、職人様たちの捻じ曲がったトゥルー限ルールに通ずるものがあるとは思ってるけど。